‘薬に頼らない健康づくり’を目指しています。
重症肺炎患者に、スピーディーに気管内挿管を行える医者は、ドキュメンタリー番組で見ていても正直かっこいい。(気管内挿管というのは、人工呼吸器の機械をつなげるために、気管にプラスチックチューブを入れる医療的な処置のこと。)
でも患者さんの立場からして一番いいのは、チューブを口から入れられるぎりぎりの状態に追い込まれないこと。
そのための情報発信も、‘命をまもる’上ですごく重要だと信じます。
…というわけで今日の本題。
『女性では、食事全体に占めるタンパク質摂取量の割合が多いほど、肺炎で亡くなるリスクが低い。』
国立がん研究センター・健康研究センターのグループが、日本の健康な住民8万3千人を対象にした研究。
ケトジェニックに直結した内容で、興味深いです。
ケトジェニックの要点は、下記の3つ。
糖質制限で糖質の割合が減り、タンパク質を意識してしっかり摂るようにすると、当然タンパク質摂取の割合が高くなります。
すべての臓器はタンパク質からできているので、新鮮なタンパク質が材料として入ってこれば丈夫で質のよい粘膜・臓器となり、免疫力が上がることは納得がいきます。またコロナ肺炎のハイリスクに肥満が挙げられていたように、過剰な糖質は免疫力を低下させます。
疑問)
・なぜ男性では、相関関係が見られないのか?
グループは「男性は女性よりもタンパク摂取量の割合が低かったこと、喫煙・飲酒などの他の生活習慣の影響が大きかったことと関係している可能性がある。」と指摘している。
男性の方がタンパク質摂取率が低いのは、少し意外。イメージだけで言えば、男性の方が女性よりも肉をがっつり食べているイメージがあります。料理をあまりせずインスタントな食事に近づくほど、糖質の割合が高くなるでしょうから、その影響でしょうか。ここはもう結果をよく見たいところ。
写真は笠間稲荷の近くのお気に入りのカフェ‘髭のカフェ’のポークステーキ。
がっっっちりお肉!でつけ合わせの野菜もたっぷり。スープもついていて、ライスなしにしてもお腹が満足できるボリューム。お気に入りランチです。