リコード法の食事療法

前回にひきつづき、リコード法について書いてみます。

リコード法は、米国のデール・ブレデセン医師によって生み出された認知症改善プログラムのこと。

認知症を「屋根に36個の穴があいた状態」にたとえ、この穴をうめるアクションによって、早期認知症であれば仕事に復帰できるまで改善する例もあるなどの劇的改善で世界中の脚光をあびています。

この36個の穴が、認知症の原因となる要因で、炎症・栄養欠乏・毒素という3カテゴリに分けられます。

その中でも食事療法は大切な柱の一つで、主に「炎症」と「栄養欠乏」に関わってきます。

私はこの本を読んで、「好き嫌いなくバランスよく栄養を摂ることが病気の予防になる」という、あたりさわりないけれどちっとも役に立たない指導ではなく、科学的に認知症を予防・改善できる栄養指導がある!という事実に感動し、本格的にこの領域を学びたいと思うようになりました。

リコード法で提唱されている食事の内容は、『ケトフレックス12/3』と表現されています。

ケトは、ケトン体をさします。ケトン体を生み出しやすい食事=ケトジェニックダイエット

糖質を極力控えて質のよい脂質をとることで、脂質をエネルギー源とするケトンエンジンが回ります。(

脂肪燃焼モード)この時に生み出されるケトン体が、認知機能にいいと言われています。

ちなみにフレックスとはflexitarian dietからきていて「緩やかな菜食主義」を指しています。

菜食主義というと、えーーーー肉を食べちゃだめなの?!とひいてしまいそうですが、本を読むとゆるやかもゆるやか!

「たんぱく質を体重1kgあたり1g摂る」と書かれていますが、日本人にこの量のタンパク質を摂るよう説明する時には、「たんぱく質はがっちり摂ってください!」とかなり煽らなくては到達しない量です。それもそのはず欧米の肉の平均摂取量は、日本の3倍だそうです…!

12は夕食から翌日の食事までにあけるべき絶食時間のこと。12時間だったら、わりと楽勝ですね。前の日に19時に食事を食べたら、翌日7時に朝食をとっても12時間あきますから。絶食!と意味づけるまでもありません。(寝ている時間は食べられませんから)ApoE陽性のリスクが高いグループでは16時間が望ましいと書かれています。

3は「夕食は就寝3時間前まで」これもまぁ…夜食を摂らなければ、それほどハードではありません。

つまり…

これが達成できるかどうかが、肝です!!!