ウィルス感染にビタミンC

おはようございます。

茨城県でも1月30日からまん防(まん延防止等重点措置)が発令されることが決まり、落ち着かないムードになっています。

今朝早々に受診された口唇ヘルペスの女性患者さん。

アラセナ軟膏という外用剤を処方しましたが、できると煩わしいことは確かなので、+αで予防としてのビタミンCメガ摂取をお勧めしました。

食事から摂れるビタミンC量はせいぜい1日100mg程度ですが、ビタミンC錠剤でメガ量(山盛りの量)で摂ると、こんな効果が期待されます。

  • 直接ウィルスを攻撃・切断する
  • 白血球がウィルスを食べるのを後押しする
  • インターフェロンという免疫物質を介して、ウィルス排除の後押しをする。

ビタミンCが風邪に効くメカニズム – YouTube

(インターフェロンをしっかり用意するのに、高タンパクの食事も重要です。)

●ウィルス感染予防

子ども:1日1g,

成人:1日2g(朝1g-夕1g) 万全を期すなら3g(朝昼夕に1g)

風邪のごく初期(喉がイガイガして、このままいくとまずい…?)に30分~1時間ごとにビタミンCを1gを飲んでいくと、早い段階で回復する効果が期待できると言われています。

●自分の必要量のたしかめ方

ビタミンCの必要量には個人差が大きいと言われています。1時間ごとに1粒(1g)ずつ飲んでいき、途中で便がゆるくなった量の手前が腸耐量といって本人の至適量だとも言われています。ストレスがかかるとCが大量消費されて必要量が増すので、いつもより多めに飲んでおくのがお勧めです。

ビタミンCは保険診療外ですが、ドラッグストアなどでも比較的安価に入手できます。私はiherbで取り寄せています。

ビタミン剤を飲むなんて不自然でいや!自然に食べ物からビタミンCを撮りたい!という気持ちもわかります。

ビタミンC1g(1粒)を果物から摂る場合、レモン2kg, イチゴ1.2kgが該当量になります。Good Luck !!!

日本が誇るメガビタミンの大家、三石巌先生の本。

ビタミンについてのインパクトある記載を少しだけ引用。

ビタミンという名の栄養素は、医学教育の中ではほとんど無視されてきた。それは日本の特殊事情ではない。ビタミンのようなものが、一般市民の手に握られては、医師の権威にひびが入る恐れがでてくる。そのような事情の背景には、ビタミンに対する医師の無知も絡んでいるだろう。一般市民の健康自主管理は、医師の土俵を狭めることになるのだから、医師の歓迎するところではないのである。入院患者がビタミンに手を出すようなことがあれば、医師に睨まれるのが通例といってよい。この場面で、医師の頭は石頭に化する。

これを読んで、どう感じたでしょうか?

…ということを、ざっくばらんに多くの方とフランクに語りあえる場所がほしいですね。

これだけは覚えておいてくださいね。

Dorctor Yourself(あなた自身が主治医)です。