朝食を食べるなら

こんばんは。

今日読んでいた本。

『脳細胞は蘇る』ボケ、老化を防ぐ「脳の健康法」(三石巌 著)

なんだか一見安直な健康本かな…なんて思われそうですが、偉大な物理学者三石巌先生の本です!歯ごたえがありすぎて、まだまだ消化しきれていません。

ちょっと面白かったところをシェアします。

タイトルは…

朝食を抜いて、医師国家試験に落ちた大学生

わお。

なじみある国家試験というフレーズもさることながら、自治医大の香川靖雄名誉教授が語った、朝食を摂る習慣と試験の合否の話に反応してしまいました。

朝食を抜く学生は、抜かない学生より成績が悪い。

自治医大は私の母校なので、医大に入って早々の1年生の頃に、この話は何度となく聴かされて朝食を食べることを推奨された覚えが…。

ただ今回は、疑問に思いました。

私は以前「人は3食で老いていく」という文章を書きました。リコード法やケトジェニック食では、夕食から翌日の昼まで12-16時間絶食にするというのが、ケトン体を生んで長寿遺伝子のスイッチをONにするのによい!そんな風に学びました。

朝食を、とるべきか?抜くべきか?

…という疑問から読み進めて、自分なりの結論に。

結論:朝は、糖質以外のタンパク質・脂質を食べよう!

朝食を摂った方がよい根拠を、脳の温度で説明しています。

その含まれる栄養に関係なく、食事をすれば温度が上がる。そのピークは1時間後に来て、約3時間後にもとに戻る。

つまり朝食を摂るとパフォーマンスがいいのは、脳に糖質というエネルギーがいくからではなく、咀嚼という行為によって、神経伝達、筋肉収縮、消化酵素の生産や分泌などなど…の生理活動によって脳の温度変化が起きるからなのだと説明されています。

糖質をとることで血糖が急上昇し、後に急降下することのデメリットもあるので、同じメリットを享受できるタンパク質脂質の朝食ならなおよいということになりますよね。

ミックスナッツとココナッツミルク入りのコーヒー、完璧な朝食だ!