昨日の午前外来がおわった直後から、つい先ほどまで、オンラインの指導医養成講習会に参加していました。
さすがに疲労困憊ですが、思った以上に学びの大きい講習で、心から参加できてよかった…と思いました。
さすが研修医指導のプロ、講義も非常にわかりやすく興味深かったです。また小グループのお部屋にわかれて意見交換をしたり、3分間プレゼンをしたり、ロールプレイをしたりと、プログラムが非常に考え抜かれたもので、時間以上に短く感じました。
早速とりいれよう!と思った考え方がこちら。
研修医の先生へのフィードバックのポイントを表したもの。
聴:本人の話を途中で遮らずに最後まで聴く
認:きちんと行えていた部分を言葉にして正しく認める
次:次に生かしてよりよく行えるための改善点などを伝える
「なるほど!」と思ったのは、問題だな、ダメだな…というネガティブな部分は自然に目についたり気づいたりするけれど、きちんと出来ている部分は意識しないと気がつけない、ということ。
指導医にとっては、自分にとっても‘無意識にできていること’だからなんですね。ただ卒後1-2年目の研修医が、指導医ができていることを‘普通に’行えているということは、ある意味認められるてよいポジティブなことなんだというのは、目からウロコでした。
前野先生の
「研修医のよいところが見つからないとすれば観察が足りないから。」
という言葉がじーーーーーんと響きました。
研修医にとって「ここは間違っても馬鹿にされたりやみくもに怒られない安全な空間なんだ」と思えることで、最後の‘次’(改善ポイントなどのアドバイス)を受け入れやすい空気が生まれるというのも納得です。
こういう教育のトレーニングというのは、指導医・研修医という狭い意味ではなく、職場での上司と部下、家庭での親と子などの関係性にも応用がききますね。
さっそく今日から家庭でトレーニングを積もう!と誓いました。
大事なことは忘れないように…
手帳の見開きの最初のページにぺたんと貼って。
毎日意識して実践しようと思います^^
来年から来てくれる研修医(1ヶ月だけですが)の先生にも、当院でよりよい研修をしてもらえるよう準備をしていこうと思います。
よい週末をおすごしくださいね。