どうしたら‘心のスイッチ’をONにすることができるんだろう?
…と一生懸命考えています。
30歳代のスレンダー体型の女性。
・頭痛と肩の張り
頭痛でロキソニンを頻回に飲んでいたら、心窩部痛が出現。
・便秘
便を柔らかくする下剤では効かず、刺激系の下剤では下痢になってしまう。
半年前に当院を受診した時に、彼女自身がこう言っています。
「最近思いつく生活の変化としては、パン食にしたくらい。」
典型的なグルテン過敏の症状と言っていいかもしれません。
グルテンは腸と脳に炎症を起こします。
脳の炎症は、様々な精神症状や、薬に反応しにくい頭痛の原因に。また腸に炎症を起こすと、腸に(目には見えないほどの)穴があくリーキーガット症候群(だだ漏れ腸症候群)をきたし、過敏性腸症候群のような下痢と便秘をいったりきたりという不調や、アレルギーの原因となります。
ですから彼女が健康を手に入れるはただ一つ。
パンや麺類などの小麦製品を食べるのをやめてみること。
グルテン過敏は、数日後に反応が現れる遅延型アレルギーなので、2週間が一つの目安ですが。
実際には、つらい症状が日常的にある方では、そこまでかからずに何らかの改善を自覚できるはず。
…ということを、先日は資料をお渡しし、今日も熱く語ったのですが。
その日も彼女は、
・頭痛に対しての頭痛薬
・鎮痛剤で胃が痛くなった時のための胃薬
・便秘に対しての下剤
という3種類の薬を処方してもらい、帰りました。
その薬、全部いらなくなる上に、ものすごく体調がよくなるよーーーーーー。
そんな気持ちが、いつか彼女に伝わりますように。
今後もあの手この手でアプローチします!!!