おはようございます。
毎朝起きて最初にすることは、愛犬ゴンちゃんの散歩です。
のんびりしていると、庭にいるゴンが「オンッオンッオンッッッ!!!」と大声で鳴き始めて、ひやひや。
はやく連れていって!!!の顔で待つゴンちゃんの瞳がかわいすぎて♡思わずパシャッと。
今日は知識をお伝えする記事ではありません。私自身の今後の方向性について少しお話させて頂きます。
認知症の方を介護されている方に対して、心からすごいな…と敬意を持っています。
介護は育児と共通している部分も沢山ありますが、育児以上に個別差というものが大きく、対応に工夫が必要とされます。育児だと「ねーねーこういう時ってどうしてる?」と同級生ママに相談する場面はよくありますが、年齢もタイプも異なる認知症だと、抱えている課題が違いすぎて、会話がかみ合わないことも。排泄の問題だったりすると、なかなか気軽に相談できずに一人で悩んでしまったりもしますよね。
同じことを10回も20回以上も聞かれたり、夜に大声で騒がれてしまって眠れなかったりすると、介護者の心にも体にも大きな負担がかかります。育児をするママはそこそこ体力がある年齢ですが、老々介護だと80歳代ですから。自分が介護するかされるか…というギリギリの瀬戸際だったり。体格が大きな夫を支えようとして、妻も一緒に倒れてしまい、起こすことができなかった…なんて泣けてくるエピソードも。
認知症の方を支えるには、ぜっっったいに介護者も一緒に支えなくては。
最近さらにそれを強く感じます。
診察室で認知症のご本人は
「絶好調です!困っていることは何にもありません。」
と笑顔で、隣で座っているご家族がげっそり疲れている。
家族が診察室に残って2人で話しているうちに、涙ぐんでしまう。
内心家族の方が心配になってしまうことも多いです。
「家庭の総合得点を高める」という表現を使うのですが、介護者の元気でいられなければ、在宅介護を続けていくことが難しくなります。
支える方法は一つではありません。
・かゆいところに手が届く介護サービスの整備
・全国どこにいても、認知症のことを学んだり相談できるWebコミュニティ
・介護者の健康の、栄養面でのサポート
思いつくことは、全部やるしかありません。
アルツハイマーを劇的に改善させるリコード法の生活アプローチは、認知症になっている本人だけでなく、認知症予防をしたいという家族にとっても非常に有用です。脳内の変化は40歳から始まるわけですから、介入は早ければ早いほどいいわけです。
「お父さんの介護をしていたら、私の方が健康になった!」
がんばっている介護者に、そんな直接的な恩恵を受けて頂きたい。
それが私が介護者に贈ることができる一番のギフトかな、と考えています。
これからも情報発信をする際には、認知症のご本人が健康になれると同時に、家族の方の健康度もUpする内容をお贈りできるよう意識して発信していきますね。
すてきな週末をお過ごしください。