6月9日工藤浩先生の完全側臥位セミナーに関して、ご質問をお預かりしました。
●質問1
動画の56分頃からでは、下咽頭に唾液の残留が著明で、常にゴホゴホ咽こんでいる状態とありましたが、
不顕性誤嚥の方に対するアプローチも同様のやり方で可能なのでしょうか?
→回答
唾液の不顕性誤嚥も基本的には重力の作用により気管に流入するために起こります。そのため予防法としては、安静時も不必要なベッドのギャッジアップは控え、側臥位を継続した方が唾液の不顕性誤嚥は減らすことが可能です。リハビリなどで体を起こす時はまず吸痰で咽頭の唾液をできるだけ除去してからリハビリを行い、終了後は側臥位に戻すといった方法があると思います。
●質問2
食道入口部開大不全の方(現在は座位で自己摂取はできていますが、ムセ込みが多く、微熱が持続しており、不顕性誤嚥のような状態です)に体するアプローチも完全側臥位法での摂取は可能でしょうか?
→回答
食道入口部開大不全については根本的にはやはりバルーン拡張法などが適応だと思います。ただ嚥下は一応できているようなので、完全側臥位法は十分適応があると思います。一度試してみられてはいかがでしょうか?
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工藤先生、ご回答をありがとうございます。
完全側臥位セミナーをご覧になっていない方、セミナーの閲覧は6月いっぱいです。
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