レビーの自律神経症状にどう挑む

毎日毎日
これでもか…!と言うほど、毎日冷え込みますね。

調子を崩されている方が多いです。

師匠であるサイエンス漢方の井齊偉矢先生に、こう教えて頂きました。

***

敵がはっきりしていれば
西洋医学。
敵が捉えにくい時は、
東洋医学が強い。

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前者は、血管がつまった、破れた!などの血管イベントや、癌、ウィルス…など。

後者は
「なんとなく調子が優れない」「体が弱った気がする」

いわゆる不定愁訴などの症状もこちらでしょうか。

こんな時、西洋医学的な薬剤アプローチは、なすすべがありません。

レビー小体型の自律神経症状に対して、
治療の選択肢が乏しいのも後者だからかな。

医学部の講義でも自律神経失調症については
系統立てて教わった覚えはありません。

レビー小体型の当事者である
樋口直美さんはこの問題とどう向き合っているのだろう?

ご本人の書籍
『私の脳で起こったこと』や講演を改めてお聴きすると…

漢方・ツボ刺激
体を温める
マッサージ・指圧・気功
呼吸法・瞑想

東洋医学の
オンパレードでした!

清々しいほどに東洋医学の圧勝。

あらためて、
医師が西洋医学に偏った思考を持たないことは大切だな、と思いました。

西洋医学を絶対視している医療者は、少なくない気がします。

かつての自分もそういうところがあったかもしれないと、今は反省しています。

レビーの自律神経症状の方に
「2番診察室で指圧を…」
「呼吸法の指導をします。」
とはいきませんが。

(できたらいいな、と夢想しますが♪)

この辺りの領域について西洋医学の医師は
無力なんだ…ということを自覚することが、まずは最初の1歩。

その上で、東洋医学なら
力になれるかも、とフラットな視点で情報提供をすることが2歩目。

患者さんやご家族は、多かれ少なかれ医師を信じて下さり、頼るような想いで受診します。

その‘信頼’のバトンを本当にお役に立てそうな仲間にしっかり渡すことも、
医師の責任なのでは…と思う今日この頃。

情報を取捨選択して手渡しするというキュレーション機能も、医療者の大切な役割ですね。

 

…ということで最近こんな本も買って。

あ、意識消失を伴うほどの起立性低血圧など、西洋医学が介入すべき状況も全例ではありませんがあります!

また薬で状態を悪化しない!という目的のためにも、薬剤の知識を学ぶことも大切です。

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