おはようございます。
最近つくづく思います。
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私たち人間は、
賢いのか愚かなのか
どっちなんだい?!
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外来でね、
一生懸命薬を減らそう減らそうとしているわけです。
中高年~お年寄りまでプロトンポンプ阻害薬といういわゆる‘胃薬’。
飲んでいる方の多いこと多いこと!
でもこの胃薬、認知症の発症確率を1.44倍高めます!
↓↓
こんな風にはっきりと警告していても。
「わかりました。
でも…今回は処方して下さい。」
こう言って飲み続ける人が後をたたないのです。
なんでだろう。
なんでだろう。
認知症を治療したいのに、認知症をつくっている
情けない気持ちでモヤモヤしていて。
あーーーーそういうことなのか。
気づかせてくれたのは、最近読んだこの本。
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食のパラドックス
~6週間で体がよみがえる食事法~
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‘レクチン’という植物由来の成分について書かれた本です。
レクチンは、小麦の成分グルテンも含んだ考え方で。
植物は動物に食べられたくないので、動物にとって有害な成分を体にひそませます。
レクチンを食べた動物は、頭が痛くなったり下痢をするなど調子が悪くなれば懲りて次から食べなくなる。
そうやって動物から自分の身を守ろうとしている。
へーーーーと新鮮な驚きでした。
野菜も果物も、人間が健康でいるために存在しているわけではない。
植物も動物も自分ファースト。
そりゃそうですよね。
レクチン摂取による症状の代表格が、「胸やけ」なんです!
つまり…
食べ物が教えてくれている。
「これ食べると、頭痛くなったり便秘したり下痢したり胸やけするでしょ??
食べちゃダメですって!食べすぎですって!!」
痛い目に遭ったら、次からは食べなくなるのが動物。
ところが高等な人間さまは…
胃薬を開発し、これをガンガン内服しながら、今日も明日も明後日も食べつづける!!!笑
胸やけでPPIが手放せないと思っている方。
それは植物からの警告メッセージかもしれませんよ。