ノドトレ

7月19日夕方、塙歯科医院の塙先生のお宅にお邪魔しました。

だいたい2ヶ月に1回くらいの頻度かな。由紀子先生の「先生、そろそろやりませんか?」というメール指令があると、私はすぐに飛んでいくのです。

仕事の事務的な打ち合わせや患者さんの診療情報を共有はもちろんのこと。そういうことがなくても、最近学んだ面白い話題を共有したり、今後どんなことをやっていくか?などをゆるゆると話す時間が、私にとってとても刺激的で楽しい時間です。根底にある方向性としては、『この地域で「最期まで口から食べる」を守るために、いまの私たちに何ができるのか?』ということ。

いつも美味しい食事をふるまって頂いてありがとうございます。

こんにゃく麺の冷やし中華風。いつも美味しい…。

 

今回話題にあがったのが、この本。

『ノドトレ』 (西尾正輝 著 Gakken)

少し前から塙先生の口から「ディサースリア」という単語が出ていて学びを深めているのは知っておりましたが。先生方は、それにまつわるMTPSSEの講座を受講されたようです。

この本をお勧めされたので、早速買って目を通してみました。

とてもわかりやすいし、魅力的な本です!

●感銘をうけたところ

・通常の摂食嚥下のリハビリは、すでに病気を発症した方を対象としているが、大切なのはフレイルの段 階で予防すること。

・単なるお口の体操では、負荷がかからず摂食嚥下機能を改善する効果に乏しい。

『過負荷(日常で使うより大きな負荷)をかける⇒適切なタンパク摂取+休養⇒超回復』

適切にこのステップを踏むことで、超高齢であっても嚥下機能の改善が望める。

・嚥下は嚥下によってよくなる。

摂食嚥下能力が弱くなったからと言って柔らかめのペースト食や栄養ドリンクで栄養補給してしまうことでよしとしてしまうと、ますます嚥下能力が落ちる。

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予防が大切!には100%同意です。

私が外来でかかわっている認知症の患者さんは特にそうですが、高齢の方は「しないで済むならできるだけ入院しないでね!」と思っていますし、外来でも直接お伝えしています。生活環境が日ごろとガラッと変わることで不安や混乱を起こしてせん妄を引き起こして拘束されてしまったり、ベッド上の時間が長くなることで足腰の力が落ちて歩けなくなったりと弊害が大きいからです。

肺炎は高齢者の入院原因疾患としてNo1なのでは…と思うので、肺炎予防のアクションは、入院予防のアクションでもあるのです。また入院に関わらず、好きなものを口から食べることは、人生の大きな楽しみなので、なんとしてもこれを死守したい。

 

実際の体操も、イラストつきでわかりやすく掲載されていて、手順も指示されていて実践的です。

笠間でこのノドトレに関するリアルセミナーができないかな?と妄想しています。その第一弾として、オンラインサロンでこのトピックを取り上げてみようと考えています。

また動きがあったらご報告しますね。

よい一日をお過ごしください。