データのトラッキング(追跡)や分析などは、性格的にそれほど好きな方ではないのです。
感情のおもむくままに、流されて生きていくのが好きw
それでも専門職の端くれとして人さまに健康についてレクチャーをする責任上、雰囲気で健康を語るのもよろしくない。覚悟を決めて1-2ヶ月、徹底的に‘数値’に向き合い、その様子をアップしようと思います。
まずはこれ。
リブレというメーカーの、持続血糖測定器です。
二の腕のプルプルしたところにパチンと装着(針が一瞬刺さるのに、ほとんど痛みがないのが逆にびっくり)すると、2週間そのままつけっぱなしでOKです。
この二の腕に測定器を近づけると「ピッ♪」となって、血糖値が表示されます。
表示されるのは正確には血糖値ではなく、間質液グルコース値。血液からじわじわ間質液に移行した糖の値を測るので、微妙に血糖値とはズレが生じるようです。
あくまで参考値であって、指を穿刺して測定した随時血糖の値が正確にして王道。でも…痛いの大嫌い派からすれば、多少のずれがあったとしても画期的な存在であることは事実です。
なんと言っても‘ピッ♪’とするだけですから、何回でも測れます。
ココナツミルクをいれたコーヒーを飲んではピッ。
外来の患者さんと患者さんのあいまでピッ。
昼食前の空腹のタイミングでピッ。
ズンバを10分踊ってはピッ。
昼食を食べてはピッ。
夕に小腹がすいてドライマンゴーをかじった後でピッ。
初日は20回くらい測定しました。
私の場合、初日の午前はずっと数値が60台で低血糖アラーム表示が出て、本当かい?!と指先の血糖値を同時に測ってみたら、リブレ63に対して随時血糖84と、誤差が20くらいありました。(実は院内に残っていたリブレなので、消費期限が2年前に切れていたものなので、そのために誤差が大きいのかも…( ´艸`))
昼の昼食前でダンスを踊った前後では、むしろ71→81に上昇。肝臓からの糖新生が進んだのかなーと。
好奇心のおもむくままに測って「へーーーー」と驚いたり理由を考える作業はなかなか楽しいです。インスリン自己注射をしていない方では保険診療の適応にはなりませんが、攻める健康づくりのためには自腹を切ってでもやる価値ありです。健診などで血糖値が高めと言われた方は特に。
2週間、楽しみながら人体実験を続けます。
その後にはリブレ2を。こちらはiphoneと連動して自動でデータが飛ぶようです。
また面白い発見があればシェアしますね。