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介護・生活

ピック病のことがよくわかる本

こんにちは。 以前から読みたいと思っていたこの本を読みました。   『ぼくが前を向いて歩く理由(わけ)』(中村 成信 著 中央法規)   この本を書かれた中村成信さんは、50歳台半ばで前頭側頭葉変性症(ピック病)を発症しました。 茅ヶ崎で公務員をされていた現役時代に、認知症の診断がつく前の段階で近所の商店でチョコレートなどを万引きをしてしまいます。   現役公務員の起 […]

断捨離を始めました

まったく医療と関係ありません。   離れて住む親御さんの認知症の兆候に、家族が気づくポイントとして、 「同じものを沢山買いこんでいる」 ということがあります。 短期記憶ができなくなって、よく使う日常品などを「あれ、あったっけ?なくなると困るから買っておかなきゃ。」と買いこんでしまう。 以前はセミナーで 「同じものが冷蔵庫に3個も4個もあったら、要注意ですね。」 などと言っていましたが、あ […]

専門分化の落とし穴

生活リハビリのオンライン講座24時間分を視聴し心はハルキストですww 入浴の会での三好先生の教え /分業にするなかれ。\ 効率化を目的に、施設の入浴介護を分業化することの弊害。 服を脱がせる担当。体を洗う担当。出て体を拭く担当。 「分業化することで仕事が面白くなくなる。」と。 目の前のお年寄りが一人の人間でなくベルトコンベアー上のジャガイモに見える…そんなイメージでしょうか。 **** 分業化の落 […]

親の老いを受けとめる

1-2年前の外来での出来事です。 90歳台の父親の診察を終えて一度は出て行った娘さんが、ひとり診察室に戻ってきました。 彼女は椅子に座ると、ささやくように言ったのです。 「先生、霊って信じます?」 「……。」 てっきり宗教の勧誘かと思いました。 壺を売りつけられることをこっそり警戒したのはここだけの話(笑) でも違いました。数年前に亡くなったお母さんの話だったのです。   知人の霊に詳し […]

クロスの法則

認知症のお母さんを介護している娘さん。 「私、ダメなんですよね。 頭では分かっているのに、つい怒っちゃうの。 母にはこうであって欲しいっていう気持ちが強くて…。」 いつもは快活な女性が外来でポロッとこぼした涙に、胸がしめつけられる思いがしました。   『老いた親を愛せませすか?』 アドラー心理学の「嫌われる勇気」の共著者である岸見一郎さんが書かれた本です。ご自身のお父様の介護体験をベース […]

土いじりは大事!

「這って庭の草とりして、まぶたを虫に刺された。」 まぶたがぷっくら赤く腫らしてきた80歳代の女性。   「家族にはやんなやんなって言われるけれど、 何もしないのも嫌だから。」と。 地面にしいたゴザをずらしずらししながら、 草とりをしているんだとか。   **** 家族はだいたい「やんなやんな」と言います(笑)   いたわりの気持ちと、 下手にがんばられて熱中症にでもな […]

あたりまえが大切

先日外来にいらした80歳後半の認知症の男性患者さん。 「水分はどのくらい摂っていますか?」 という私の質問に対し、 「水分ならちゃんと摂ってます。」 と息子さん。 息子さんは東京在住。 患者さんは妻と2人暮らしのため、息子さんはあまり細かいことは 把握していないようです。 「1日でいいので、1日の水分量がどのくらいか測ってもらえませんか?」 しつこい私に、息子さんは 「妻が気をつけて、お茶を飲ませ […]

コロナに問われている

こんにちは。 バタバタあわただしくしているうちに、ふと気づいたら公園の桜が咲いていて、春を感じました。 桜を見ると、無条件に気持ちがあがりますね♪ ****** 数日前に外来受診された90歳代の男性。 悪性腫瘍が臓器全体に広がって、いつ爆発してもおかしくない状態だと説明された。 現在はサ補住(サポートつき高齢者住宅)に入居しているけれど、いざ‘その時’が近づいたら、家に連れ帰りたい…と意見を求めら […]

‘用事’中心主義

深山さんが、こう言っていた。  よく福祉の教科書なんかに載っている、真ん中に大きい〇で本人がいて、周囲に放射状に線がのびて本人を支える小さな〇がある絵。深山さんはあの絵を見るとなんだか気持ちがザワザワするって。 「本人を全員がとり囲むって、支えるって言いながらいじめの構図じゃないですか(笑)自分だったら、真ん中の大きな〇じゃなくて、周りの人と同じ小さな〇で、支えるポジションにいたい。」 そう言いな […]

「たすけて」の力

昨年4月に、長野県小諸で民家を改装した介護施設をされている「みんなの家タブノキ」を訪ねた。タブノキをつくられた深山さんのお話が、とても心に残っている。当時Facebookにあげた文章を、ここに再掲させて頂きます。 深山さんが自分で納得ゆく仕事をできる場所をつくりたいと奥さんに打ち明けた時。 「自分ひとりではできないから、助けてください。」 きっと反対されるだろうと覚悟の上での相談を、奥さんが受け入 […]