男の介護教室

●R6年1月18日(木)

1月14日(日)はいよいよ、雄勝歯科診療所の河瀬聡一朗先生の講演です。

始める前にみんなでひと通り自己紹介。

 

笠間市の食の取り組みパイオニアである行政の佐伯さんや高橋さんも駆けつけて下さってうれしかったです。

今回は、あえて顔が見える小さな集まりとしましたが、歯科医・介護施設経営・薬剤師・笠間市職員・陶芸関係・内科医とバックグラウンドは色々です。多職種をつなぐキーワードは、もちろん‘食べる’です。

河瀬先生のお話、ひきこまれてあっと言う間に感じました。

災害支援からの宮城県雄勝への移住したという行動力あるれるエピソードから、お会いする前にはがつがつと前向きな方(悪い意味ではありません笑)を勝手にイメージしていたのですが。実際にお会いしてお話される河瀬先生は、あれ?と正直以外に思うほど、そんなイメージとは真逆の方でした。

笑顔も話し方もとにかく柔らかく、穏やか。

なんと言うか…これをやってやろう、あれをやってやろうというのではなく、淡々としていると言うか。

目の前に困っている方がいるから、今やるべきことをきちんとやる。

ただその‘やるべきこと’というのが、一般的に歯科医のいわゆる‘業務’の中なのかということについては、全くこだわりがないように思えました。

顎が頻ぱんに外れてしまう高齢女性。

都会から移住されて、本当は旅行を楽しみたかったという夫婦の想いを聴いて、旅行に同行する。いつ顎が外れてもいいように!

また、妻の介護で追いつめられてしまった男性介護者への問題意識から、男性のための介護教室『男の介護教室』を立ち上げたり。

河瀬先生のアクションは常に、いま目の前の困った人に向けられたものなんだなと実感しました。

先生のお話を聴きながら、外来でお会いするあの方、この方と色々な患者さんのお顔が浮かんだのです

自分はいま目の前の困ったに対して、本当に助けになろうとしているか。

そんな風に問いかけられている気がしました。

お話の後に、会場であるイル・アルフェラッソのおいしいお弁当を頂きながら、ざっくばらんに河瀬先生にご質問を。

陶芸関係者の方もいらして、ユニバーサルデザインの器の是非などの話題でも盛り上がりました。

 

大丈夫。

笠間でやれる。

そう確信しています。

河瀬先生のお話を一緒に聴いて、同じ思いを共有できる多職種の仲間がいるのだから。

5-6月頃に笠間で『男の介護教室』を開講します!!!

…と宣言してみる。

後にひけないようにね( ´艸`)